株式会社CES Clean Energy Solution

系統用蓄電池とは

近年、再生可能エネルギーの需要拡大や電力需給の変動により安定した電力インフラの確保が重要視されています。
そんな中、電力を“貯めて”必要なときに“使う”仕組みで注目を集めているのが「系統用蓄電池」です。
もともと生活や産業を支える重要な役割を担っていましたが、2022年5月の電気事業法改正で蓄電池を活用した電力の市場取引が解禁されたことにより、投資対象としての収益性も急速に注目されるようになりました。

系統用蓄電池

NEW POWER

新たな電力インフラ

家庭用や産業用の蓄電池をはるかに上回る大容量の電力を蓄積できるのが大きな特長で、その大量の電力を日本卸電力取引所(JEPX)や需給調整市場、容量市場などで取引することで投資的な事業利用が可能となっています。
今後もさらなる発展が期待される、非常に有望なエネルギーインフラの一つです。

HOW IT WORKS

系統用蓄電池のしくみ

系統用蓄電池とは、電力ネットワーク(「系統」と呼ばれる送配電網)に直接接続する大容量の蓄電システムです。
特定の再生可能エネルギー発電所に併設される蓄電池と違い、系統全体の電力需給や周波数、電圧の変動に対応し、電力の品質と安定性を高める役割を担います。今後、日本が脱炭素社会へ移行するうえで、系統用蓄電池は欠かせない存在になるといえるでしょう。

STABILIZATION AND EFFICIENCY

系統用蓄電池が支える電力の安定化と効率化

系統用蓄電池は、電力会社や地域の電力系統と連係して、発電されたエネルギーを効率的に蓄え、必要なときに供給する装置です。

再生可能エネルギーとの相性

太陽光や風力など発電量が不安定なエネルギー源を 有効活用し余剰分を蓄えることで安定供給を可能に します。

一般的な蓄電池との違い

家庭用の蓄電池が主に個人住宅の自家消費を想定 するのに対し系統用蓄電池は大規模に電力を扱い 地域全体や産業分野の需給バランスを調整するの が特徴です。

COMPANIES AND
ORGANIZATIONS

効果が高い企業・組織

対象企業・組織

電力使用量が多い大規模施設

24時間稼働が必要な施設

再生可能エネルギーを活用する企業

自治体・地域企業

コスト最適化・安定収益を求める
投資家・事業者

主な特徴

大量の電力を安定して消費しピーク時の電力量が大きい

電力供給が途絶すると大きなリスクが発生し常時安定稼働が求められる

太陽光や風力などの発電量が不安定なエネルギー源を使用し余剰電力を効率的に蓄えたい

地域のエネルギーインフラを強化し災害対策や地域経済の活性化を図りたい

電気料金の削減や長期的な収益を重視し投資回収を目的とする

具体例

製造業・工場
商業施設・ショッピングモール
ホテル

データセンター
医療機関・病院

自社施設で太陽光発電を導入している事業者風力発電を運用する地域エネルギー会社

地方自治体
地域の電力供給事業者
災害拠点施設

インフラ投資ファンド
不動産デベロッパー
製造業やサービス業の経営者

上記の表はあくまで一例です。実際の導入計画や投資の検討時には、企業の電力使用状況や経営方針や自治体のエネルギー政策などを踏まえて導入メリットとコストを詳細に分析することが重要です。

STABITHREE ADVANTAGES

系統用蓄電池がもたらす3つのメリット

安定した電力供給

Stable power supply
再生可能エネルギーは天候や季節によって発電量が変動しますが、系統用蓄電池によって余剰電力を蓄え、需要が高まるときに放出することで、電力の安定化を実現します。

コスト最適化と収益向上

Cost optimization and profit improvement
電力のピークカットによる電気料金の削減や、電力売買の可能性から生まれる収益など、導入コストを補うさまざまなビジネスモデルが存在します。系統用蓄電池は、長期にわたって安定したリターンを得る手段としても注目されています。

環境負荷の軽減

Reducing environmental burden
化石燃料に頼らず再生可能エネルギーを活用することでCO₂排出量の削減につながり、持続可能な社会の実現に貢献します。これは企業や自治体にとっても大きな社会的意義を持ちます。

ABOUT US

企業情報

CONTACT

お問い合わせ

事業・施工・その他に関するご質問やご相談など、
お気軽にお問合せください。

093-967-9114

平日 9:00-17:00

MAIL FORM